中小、零細の企業やショップが考えるべきネットのマーケティング

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ook85_plannoteian20131223_tp_vネットが登場する以前とそれ以降とでマーケティングに対する考え方は大きく変わりました。
それまで企業は代理店などから報告される情報を、そのまま鵜呑みにして「これが正しい」でよかったわけですが、ネットを利用することにより企業が直接顧客とのコミュニケーションを取る、そんな機会が増えたことで、よりニーズに合った商品やサービスを届けられるようになったわけです。
そこには検索結果と連動する形の広告や、目的のキーワードで検索結果上位に出すためのテクニックなど、一見すると顧客のためと思える施策に見えるのですが、本当に正しい答えなのでしょうか?

Googleは使わない、SEO対策されているから

少し前に話題になったこの記事。

”http://jp.techcrunch.com/2016/03/03/istagram-genking/″

多くの企業やウェブ制作会社がこの意見を見て、なんと思わないのならそれはかなり危険だといえます。
特に

一昔前ならGoogleで検索して化粧品のランキングを見ていたが、いまは見ません。結果にウソが多いのも若い子は知っている。自分が使っている化粧品が良くなくても、(ネットの)評価がいいと『ウソだな』と思う。Instagramは個人がやっているからウソがない

の箇所、思い当たる節ありませんか?

大手の企業は、それこそ(中小、零細と比較すれば)莫大な広告予算を投じて、いかに自分たちの商品やサービスが優れたものなのかを、いろんな手段を利用して創りだすことがあります。
もちろん、上記の例においてGoogleは嘘でInstagramが正しいかというとそうでもなく、Instagramであっても広告は表示されますし、ハッシュタグには企業がつけているものだって数多く存在します。
ただ自分達がターゲットとしていたはずの顧客に、情報を作り出していたことを見透かされているようでは、せっかくの予算も台無しです。

こちらで紹介されている事例はちょっとバイアスがかかっていて、そのまま鵜呑みにすることはできませんが、検索するという行為そのものが変わっているということにおいては注目しなければいけません。

何を考えどう行動するのか

2月の半ば辺りからGoogleの検索結果右側に表示されていたはず広告がなくなっていることにお気づきになった方も多いと思います。
そして一般的にはモバイルでのウェブ利用が過半数を超え、検索の仕方や環境も大きく変わりつつあります。
その結果が広告を表示しないというGoogleの大英断につながったわけです。

この検索の仕方や環境が変わったことはどのようなものなのか?
それはより積極的に、キーワードではなくコンテクスト(文脈)での検索に変化しつつあるということです。
従来の検索であれば「大阪 ランチ イタリアン」などのようにキーワードで検索していたわけですが、それが「近所にある美味しいイタリアンのお店」とSiriやGoogleを使い、コンテクスト(文脈)で検索するわけです。

「台所をキレイにしたい」や「引っ越しの荷物を簡単にまとめたい」「一人暮らしに必要な物は?」といったような、誰かと会話する形での検索が主流になりつつあるということです。
そしてその背景には検索する本人の個人的な趣味、嗜好、性別、年齢、所在地といったような個人情報が大いに反映されていきます。

ハッシュタグによる検索はどちらかといえば従来のワードによる検索に近いイメージですが、検索した内容とイメージが直接結びつくため、より具体的なイメージとして伝わりやすいものになります。

  • そのため今まで以上に
  • 自社の商品がどういったお客さんに求められているのか
  • 自社にあるノウハウをどうにかコンテンツにできないか
  • 自社の商品のクオリティは
  • お店の雰囲気は
    • 実店舗の場合は店の内外装やスタッフの対応など
    • ネットショップの場合でもサイトのデザインや対応の仕方など

といったような、お客さんとの関係(信頼づくり)がまず重要なポイントになります。

そして、先のInstagramの事例にあったように、お客さんのコンテクストをどれだけ理解して準備できるか、ということにつながります。

お金がなければ時間と手間かける

大手であれば人も予算も余裕が有るわけですから、短期間でそれなりの費用対効果を得られるわけですが、中小零細の場合そうはいきません。
直ぐに結果を出したい、その焦る気持ちは理解できるのですが、多くの企業やショップが同じような対策をしていく中で、頭一つ飛び出していくのは本当に大変なことです。

例えばInstagramにアップする写真、広告用の綺麗な写真ばかりアップしていてもやはり興味は惹かれません。
しかし、利用者のシチュエーションを想定したイメージ写真や、演出の仕方次第ではたくさんの評価をもらえることも十分考えられます。
そのためにはただアップするだけではなく、試行錯誤しながら自社にあった方法を模索していく必要があります。

またブログ記事においても、自社のサービス紹介だけをしているブログでは誰も興味を持ってくれません。
自分たちのお客さんはどこにいて、どんな内容を望んでいるのか、日本には四季がありますからそれらにそって考えていくのも一つの方法だと思います。

いずれの場合も内容や見せ方は一つではなく、同じようなものでも方法を変えて何度も挑戦して見る必要はあると思います。
コンサルタントがこう言ったから、本にこう書いてあったからではなく、自分達が現場で感じることを理解して、その上で何をスべきか考えていかなくてはいけません。

最後に

今後音声による検索に加え、Periscope、TwitCasting、Line Liveといった手軽な動画での配信がよりお客さんとの距離感を縮めていくことになります。
つい先日までYoutubeでのマーケティングが重要視されていましたが、撮影→編集という手間を考えると上記のような配信のほうが、リアルタイムゆえの危険性もあるといはいえ、直接対話できることに違いはありません。

始めたばかりの頃はなかなかユーザーもつかずに、モチベーションが上がりにくいこともありますが、続けることが一番のポイントです。
中小零細のネットマーケティングは、コストや人を潤沢に使えない代わりに、とにかく続けていくことが一番重要です。
一般的なコンサルタントであればROIばかり気にして、短期間で収益が出ないのであればすぐに辞めるべきといった判断を下しますが、僕はそう思いません。
中小零細だからこそ知恵を絞って、ローコストで継続できる仕組みづくりが一番重要なのです。

See You!!