少し前からお世話になっている中小企業さんと、企画段階から商品開発にかかわらせてもらっています。
多くの方が関わってくる案件なので、考え方は人それぞれだと思うのですが、僕が一番大事にしているのはスピード。
このスピードというのはなにも早ければいいというわけでもなく、遅すぎてもダメ。
その人や会社に合わせた適正なものがあるんじゃないかということです。
思い込みがダメにする
中小企業の経営者さんで、一番多いのは「うちはこういう業界でこういう会社だから」と思い込んで、なかなかそのレールから外れられない方は、めちゃめちゃ多いです。
ただそんな中でも世代交代や時代の流れの中で、少しづつでも変えていかなくちゃ、と意識されているところも同じぐらい多いものです。
その時に変わっていく速度をあまりにも意識し過ぎると、臆病になってしまい前に進みだすことができません。
コンサルタントや社内の雰囲気的にも早く結果を出さなきゃといった物があるとは思うのですが、僕はそう思いません。
一番大事なのは自分たちは変わる、変われるんだということを実感できることなんだと思います。
歩く速度は人それぞれ
ようやくよちよち歩きを始めた赤ちゃんに、100mを10秒で走ったり、フルマラソンを2時間題で走ることを伝えてもしかたないです。
僕らデザイナーは歩こうとする赤ちゃんの背中をそっと押して上げながら、横についてサポートするのが仕事ですから。
歩いていく中で自分の目標を見つけることができるようになると思うんですよね。
まず大事なのは歩き始めることであって、その将来について語り合うのはそれからでも十分だと思っています。
とはいうもののマネタイズも大事だよね
これはその通りです。
ただ最近のSEOもそうですが、ビッグワードで一発狙いの対策を打つよりも、ロングテールで中長期の対策狙いというのが主流になりつつあります。
即効性のあるものはそれだけ寿命も短いので、中小企業にとって次々に商品を開発し続けることは至難の業です。
それであるならば、既存の商品をいかに長く、そして水平展開していけるかというのが重要な要素になってきます。
その中でマネタイズできるもの、できないものを見極めていくということになりますね。
大事なのは長期にわたってタッグを組める信頼関係
僕のお客さんは比較的長くお付き合いさせてもらっているところが多いです。
マネタイズできているところ、できていないところ両方ありますが、長く続いて信頼ができているからこそ言える関係もあります。
当初はなかなか重い腰を上げることができなかった会社さんでも、予算がなければ知恵を絞る、ということで、逆に社内のモチベーションが上がって、結果として離職率の減少や社内環境の改善につながっていったところもあります。
最後に
変わるためには時間がかかりますし、信頼関係も大事です。
まるで亀の歩みのように進んでいるのかどうかすらわからないこともありますが、やれば必ず動きます。
ただ難しいのは継続することです。
中小企業にとって事業の継続と同じぐらい重要な要素だと思います。
変わる・変われるということに気づくことはきっと大きな資産になると思います。
See You!!