曇り空の日、なにを売ろうか?〜雨と晴れの間のマーケティング〜

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秋晴れの日があるかと思えば、急に雨が降り出したり、寒くなったり熱くなったりと、三寒四温はどこへ行ったのだろうと不思議に思ってしまう日本の気候です。

さて、今日のテーマは空を見て思いついたものなので、ちょっと支離滅裂なところがあるかもしれませんがご了承ください。

雨が降ったら

雨の日は店頭に傘を並べて、傘を売ったり、かっぱが売れたり。

お店によっては集客のために雨が降ったらセールをするようなところもありますよね。

飲食店であれば雨の日は食後にコーヒー/紅茶をお付けしますとか、季節によっては雨の日コーデを特集したものを記事としてネットショップに掲載するなどもよく聞く話です。

晴れた日は

季節にもよるかもしれませんが、真夏の暑い日であればキンキンに冷えたビール、清涼飲料水、スポーツドリンク、汗ふきシートやハンカチ手ぬぐいなど、様々なものが売れると思います。

行楽シーズンであればお弁当やキャンプ道具なんかも売れるのかもしれませんね。

いずれにしても、大きくどちらかに振れた場合は、消費やサービスを売り込んでいくには絶好のタイミングなんだと思います。

問題の曇りの日

雨がふるわけでもなく、晴れるわけでもなく。

季節によっては蒸し暑かったり肌寒かったり、これは人によってもその体感は違うのでなんとも中途半端なところですよね。

そこで面白いデータを書いているものを見つけました。

※知恵袋なんていわないでください。。。

気象庁の過去30年の観測データをもとにした、日本の平均雨日数は47.6日です。(47都道府県で年間雨日数が最も多いのは石川県の80.6日です。)
「雨日」とは、日降水量10mm以上の日を指します。

曇りの日は365日から平均晴れ日数と平均雨日数を差し引いた日とします。
365日-(217.6日+47.6日)=99.8日です。

217.6÷365=0.596
47.6÷365=0.130
99.8÷365=0.273

以上から、【晴れ:雨:曇り】 は、概ね【6:1:3】 です。

ということなので、単純な話ですが1年のうち3割は曇り。

この曇りの日をいかに制するかで売上を3割上げることも可能なのかもしれません。

曇りの日、人はなにを思い、どのように行動するのか

これは商圏や商売によってまったく異なるので、なんともいえませんが、曇から雨になるのか、晴れになるのか、または雨の間の曇りなのか、晴れの間の曇りなのか。

その曇の条件によっても行動は異なります。

ただし、服で言えば脱ぎ着しやすいような、ちょっと肩にかける軽い素材のショールや薄手のカーディガンなどは曇りの日に重宝されるかもしれませんね。

料理であれば、夏はキンキンに冷やすより、程よく冷やす、秋冬であれば暖かいスープなんかを料理につけて、陰鬱とした雰囲気をまずは目から開放するというのもありかもしれませんね。

いずれにしても、程よく冷えていたり、目で見て鮮やかなものや、暖かさを感じられるものは曇りの日にはうってつけかもしれません。

まとめ

今回のネタは特に結論が出るようなものではないと思いますが、普段目で見て当たり前に思っているものを一歩ひいて考えてみるということでは何か引っかかるものがあったんじゃないでしょうか?

曇りの日なんてどうでもいいだろう、なんて思っていても日本の天気の3割は曇りだと考えるのであれば、何か対策をうってもいいのかもしれません。

逆に雨の日が1割しかないので、雨の日だけを考えたお店やサービスといったものも、一点突破型としては面白いと思います。

当たり前のものを疑ってみる、それが今の時代のマーケティングだと思います。