ネットの世界の技術は1年もあれば大幅にかわってしまうことがあります。
例えばよくいわれるのがSEO、これはしょっちゅう仕様変更されるわけですし、対策の仕方も人によって微妙にいってることが異なったりします。
自分は何屋さんなのか
ネットショップの、例えば靴下屋さんが絶え間なくSEOに対する勉強をするのは大変素晴らしいことだと思いますが、それを意識しすぎるあまりネットショップの紹介文やブログの記事がおかしなことになる、なんてことがあれば身も蓋もありません。
検索結果上位に出ることももちろん大事なのですが、買ってもらえないと意味がありません。
そこで重要になるのは「この商品を求めているお客さんはどんな理由があって買おうと思うのだろう。」「どういう見せ方をすれば今よりもっと雰囲気が良くなるだろうか。」といったところに重点を置き、そのためのデザインやライティングをすることです。
検索=回答
現在の検索はただ闇雲に探すのではなく、自分自身の疑問や課題を解決するために検索することが多いと思いませんか?
そこでリンク先のページを覗いたところで、まともな回答にありつくまでに長々とどうでもいい文章を見せられていては、買い物かごを経入れる前に離脱してしまいますし、今後そういったページが優先的に上位に出てくるとは限らなくなります。
回答のない無駄なページを大量に量産するよりも、お客さんの回答がしっかりと書かれたページを少量でもコツコツ掲載するほうが、どんなにSEOの仕様が変わっても、一番の近道になると考えています。
ネットショップのSEOは特殊
そもそも今時のネットショップ利用者の場合、その多くは楽天やAmazonと言った有名サイトを利用されることのほうが多いのではないでしょうか。
そういった場合はサイト内の数多の競合とぶつかりあうことになりますので、商品名や送料、写真、おまえけといったもので差をつけることしかありませんが、検索エンジンから経由される場合はそうとも限りません。
以前から記載しているように、ブログ記事として一つの商品をなんども視点や組み合わせを変えて登場させてみたり、その商品の仕組みや使い方などを、写真や動画を交えて詳しく説明することも購買につながります。
結局は「この商品を求めているお客さんはどんな理由があって買おうと思うのだろう。」というところが一番のポイントになるので、いかにそれをいろんな視点で考えることができるのか、というところが勝負になるのだと思います。
最後に
SEOの世界は僕も専門ではないので、詳しくあ〜だこ〜だここで講釈を垂れるつもりはありませんが、相談される内容の多くに「とにかく検索結果の上位に出したい。」というものがかなりの割合であるので、いつも上記のような説明をします。
結局地道にかけて育てないとちゃんと育成できないものなのですが、やはりそこまで手を回せるオーナーさんはなかなかおられないので、どうしても面倒なSEO対策を外部に高額で依頼、結果はなんとも微妙といったことが多いようです。
SEOはテクニックの世界でもありますが、商品を購入するのはお客さんです。
そのお客さんが満足できる回答を出せないお店で商品を購入されるでしょうか?
SEOの結果に一喜一憂するよりも、もっとお店のコンテンツについて深くスタッフの方などと一緒に話し合われる方が先決だと思います。
こちらの記事も大変参考になりますので、ぜひご一読ください。