ネットショップのブログに個性は大事、だけどやり過ぎは禁物〜集客につながるブログとは〜

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yusei_tokubetugest25_tp_vブログに個性は必要?

個人的には個性を何と捉えるか、というところが一番のポイントだと考えています。
よくあるのは文体を個性的にしようとする方。
これははっきり言って両刃の剣どころか、やめたほうが良いレベルで危険度が高いですね。

普段から文章を書き慣れていない方が、有名な作家さんを意識したり、変に凝った言い回しにするとリズム感が悪く非常に読み難いものになります。
なぜかブログを書き始めて間もない店長さん、特に男性の方なんかはこういった方向に走りがちなんですよね。
見栄えばかりを意識して、結局本人にもなんだかよくわからない内容になってしまい、誰も読んでくれないし、書き続けることに苦労し飽きてしまう。
最悪の結末を迎えることになります。

なので、普段はあまり個性などを意識せず、素直に書きたいことを書けばいいんだと思います。

僕自身がブログについて、お客さまに話をするときに気をつけるのは次の3つ。

  1. まずは毎日書き続けること
  2. 1つのことを同じ方向性だけではなく、見方を変えてみる
  3. 誰に読んで欲しいのか、何を伝えたいのか、読者目線で考えてみる

これがない独り語りのブログはつまらないものになってしまうと思います。

集客に繋がるブログとは?

やはり人々の関心を引く記事であることが大切です。
それはそのお店が提供している商品やサービスの持つ価値が、どういった方に読んでもらえて、どういった影響をあたえているのか、そこをしっかり考慮した上で記事にすることが大切なんですね。

ただ自店の商品やスタッフの話、今日食べたランチ、毎日そんな話ばかりでは誰も興味を持ってくれません。
しかし、食器を売っているお店であれば、食器の写真だけではなく料理のレシピなんかを一緒に掲載しても、食器に興味を持つ多くの方は食にも興味があるはずですから、お客さんの関心度はきっと高いはずです。
北欧、暮らしの道具店さんなんかは非常にうまくお客さんの心を掴んでいますよね。

買い物する予定がなくても、ただ何となく毎日覗きたくなるお店ですし、それはきっと売上にも大きく影響していると思います。

逆にスタッフのパーソナリティ全開で、スタッフさんとお客さんとの距離感を縮めてしまうこともおもしろいかもしれません。

弊社クライアントさんでもあるSOU・SOUさん。
ネットショップオープン当初(2003年ごろ)からその運営に携わらせていただいておりましたが、当時はブログがまだ一般的ではなかったため、掲示板を利用してお客さんとスタッフさんがやりとりしていました。
地方のお客さんが買い物して「無事に届きました〜!」といったお知らせや「先日はお邪魔して長々とおしゃべりしてすみません。。」といった内容など、バラエティに飛んだものでしたが、その後ブログシステムの導入により、掲示板からブログへ移行し現在に続いています。

両店ともネットショップのブログとしては理想的なかたちを作っているように思えますね。

他にもお客さんはどういったことで困っているのか、その困っているを解決するためのブログというのも、その道のプロだからできることなんです。
僕自身もこのブログは趣味についても記載していますが、自分のお客さんである「ネットショップを始めたい」「ネットショップを初めて間もない」「ネットショップを始めたけどうまくいかない」といったお客さんに読んでもらって、少しでも解決のヒントになればという思いで書かせてもらっています。

そこに個性はあるのか?

先のネットショップブログは「両店とも個性があるじゃないか。」と言われるとそうかもしれませんが、結局のところとにかく続けてきた、ということが一番重要だと思います。
SOU・SOUについては少なくとも8年間、毎日更新されています。

とにかく書き続けて「お客さんにとっての価値(知りたいことや興味のあること)はなんだろう?」といった視点がもっとも重要であって、書き方(文体)については読みにくくない限り、自由でいいし、書く内容もなんだっていいと思うんですよね。

書き続けることで、その内容も含めてそれがきっと個性に繋がるんだと思います。

この辺りを勘違いして、独り語りの訳の分からないエッセイになってしまうとつまらないし、寒いくて痛いブログの出来上がりになってしまいます。

最後に

いろんなブログを読んでいますが、おもしろいなと思えるブログは長文であっても非常にリズムがいいんです。
逆に人気(話題性)はあっても読みにくいブログというのはリズムが悪い。
このリズム感というのも個性の1つだと思います。

改行や句読点の位置、言葉遣いといったものがリズムを作るのだと思いますが、この辺りがむちゃくちゃなブログ(やたら改行が多い、言い回しが古い、ださいなど)はリズムが悪く、読みにくい。
それもある意味個性だとは思いますが、良い印象は持たれないですよね。

弊社のクライアントさんにもその辺りはよく説明するのですが、普段文章を書き慣れてない方はどうしてもすぐにできるようにはなりません。
やはり3〜6ヶ月程度は毎日書く癖を付けないと、うまい言い回しや、適切な句読点、改行なんかは難しいみたいですね。

僕自身もあまり人のことが言えるような文章ではありませんが、とにかく毎日書き続けて少しでもお客さんのお役に立てたらと思います。