社内の◯◯化で課題解決?馬鹿言ってんじゃないよ。そんなことより耕せ。

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仕事柄お客さんの会社の会議に出席させてもらうこともあり、セカンドオピニオン的な発言をすることも少なくありません。
その時に感じるのはできないのはあれが足りてないからだ、といったような、たりなものをどうにかしろって言うこと。
もしくは、人員と予算を増やすから、早くどうにかしろといったもの。

両者とも結果としては「増やす」というところがポイントですが、果たして本当に増やすことで問題は早く解決するんでしょうか?

社内の見える化で解決?

そんなうまくいくことはありません。
だって自分たちにとって都合の悪いことは隠してしまいますから、見える化なんて上っ面だけの話です。
実際、見える化している組織でも、よくよく突っ込んでみると隠し事はあって、都合のいい情報だけを見える化する。
それではやってるという事実だけが重要で、結果が伴っていなくても原因がわからない、結局何も変わってないんですよね。
見える化しました、ということが言いたかっただけ。

仕組み化で問題解決?

次に聞くのは仕組み化。
これ確かに一時的には効率が上がるんですが、社内的にはどうなんでしょうか?
すべての作業をマニュアルに落とし込んで、引き継ぎをスムーズにする。
これは非常に大切なことですし、組織としては手掛けるべきことです。
ただ、そこに関わるスタッフはどう思うのか?ということなんですね。

  • 自分たちがいなくても、ちょっとデキる人をパートで雇えば同じことができてしまう。
  • マニュアル通りにやっておけば問題なく、給与はもらえる。
  • 働く意義が見つからない、なくなった。

となりかねません。

マニュアルに落とし込んで作業をスムーズに引き継げるようにする、ということは、それ以上のインセンティブ、クリエイティブをスタッフに与えないと、スタッフとしてはモチベーションが続きません。
また、今眼の前にある、想定外の出来事に対して、どこまでついていけるのでしょうか?

デザインは引くことから始まる

僕らデザイナーは、足すことも考えますが、まずは現状を鑑み、引くことから考えてみます。
そのためにはまず問題になっている箇所を紐解く必要があります。
その際、自分の部署のことばかり考えている人ばかりが集まると、問題の根本を丸裸にされるわけですから、非常に微妙な空気が漂うことも。
しかし、そこへメスを入れないといつまでたっても「できない、やれ」の無限ループですから、どうしても切り込まなくちゃいけない場合もあるんですね。

そうすると、問題の周りにあったものをどんどん引いていくことになりますから、結局何もたさなくても、ここを解決すれば一気にこれだけの問題はクリアできますね、といったことになります。
何かを足して器を大きくしても、大きくなった分だけまた無駄が増えてしまう。
それを繰り返すうちに、でっぷり肥え太った非常識な組織になってしまうんです。

お客さんにとってわかりにくい、だから足そうではなく、問題となっている箇所を見直す方が先決ですよね?
最近のネットショップなどにおいては、必要以上に利用方法について詳しく書きすぎて、かえって何を書いているのか読まれなくなっています。
売上が伸びないのは使い方がわからないのではなく、もっと他に根本的な問題がある、そう考えないといつまでたってもその場所を動けません。

まずは大きな問題を分解して、一つ一つの小さな問題にしてから、解決していく。
そうすると、足すことではなく、引くことから始まるんですね。

その上でどうしても足さなくてはいけないものがあれば、よく吟味して足す。

小手先のテクニックでは解決できない

すぐに成果が求められる時代、とにかく小手先の話だけでどうにかしようとする人や本が多くて、打ち合わせの際に何度も同じ話を聞かされたり、今の時代にそぐわない話でうんざりすることもあります。
それは「常に何かしら提案をして実績を出さなくてはいけない」「短期間で何か残さないと来年度の契約が」といった問題があるのでしかたがないことではありますが、売上なんてなにか一発で大きく変わることなんてありません。
極稀に当たりくじをひいたところだけが成功する話で、そんなことはその辺に転がっているわけではありません。

最後に

うちは、スロースターターなデザイン事務所です。
せっかちなお客さんとのお付き合いはできませんが、問題と真摯に向き合って、互いにちゃんと意見できる環境を気付けるお客さんであれば必ず成功します。
よその制作会社さんみたいに、次から次へと新しい提案を持っていくわけでも「近所に来たからよりました〜。社長どないでっか〜。」もありません。
手ぶらで打ち合わせに行って、お茶でも飲みながら話していく中で解決スべきポイントを見つけ、改善するためには何が必要なのかを議論します。
もちろん、資料が必要な打ち合わせの際には手ぶらじゃなくて、おみやげ付きで向かいますけどね。

組織は一人で動かすものではなく、必ず複数の人間の利害関係の中で動くものです。
そこへいきなり飛び込んで、中をかき回しても、一時的には何かしら効果があるように思えるかもしれませんが、すぐにダメになってしまいます。

大事なことは組織の◯◯化ではなく、土壌を作るということです。
意見を出しやすい、芽が育ちやすい土壌を作る。
うちの会社は、その土壌を作ることが得意なデザイン事務所です。

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程よい距離感で、細く長く、真剣にお付き合いできる会社をこれからもサポートし続けたいと思います。