デジカメもビンテージの時代?

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スマホのカメラがおかしな色になってしまうので、何かいいカメラはないかと物色していたのですが、ふと手持ちにGR DIGITAL(初代)があることを思い出し、引っ張り出してきました。

やはり写りは段違いだった

GR DIGITAL(初代)といえば登場は2005年と、もう12年前で、普通に考えるとiPhoneの初代より古いしデジタルの世界ではもうビンテージといわれてもおかしくない骨董です。

うちにあるデジカメの中でも一番古いものになりますね。

画質とかどうだろうと数枚撮ってみましたが、思ったほど悪くない。

ただコンデンサー抜けのせいか動作が緩慢で不安定だったので、安くで売っていたROWAの互換バッテリーをAmazonで購入。

元のバッテリーも何度か充放電を繰り返しているうちに、カメラもバッテリーも安定しはじめると非常にいい感じの本来の写りが戻ってきたようでした。

GR DIGITAL特有のデジタルなんだけど、どこか懐かしい感じというか。

カラーの場合は普通に撮影しても写りぐらいというか質感がポジフィルムっぽいんですね、このカメラ。

モノクロの場合だと他のデジカメでモノクロモードで撮ってもこうはならないだろうなという絶妙な質感。

設定項目なんかも今のカメラに比べると断然少ないし、解像度も800万画素ですが、こういったブログで使うには十分すぎます。

28mm、F2.8というレンズも非常にいい感じでボケてくれますし、中途半端に新しいコンデジ買うなら中古でこれ買うほうがいいんじゃないかとすら思います。

マクロで撮影するとこんな感じで。

蛍光灯の下なので、ちょっと不自然な感じはありますね。

WBの調整が甘いというかうまくいかないのは古いから仕方ないですが、自然光の下だと抜群です。

撮るのが楽しくなると無駄に撮ってしまう

画質もいいし、楽しいので無駄に撮ってしまいます。

日の当たる暖かいところで眠っているんですが、細い毛の一本一本まで潰れずに撮れていますね。

これJpegなんですが、RAWで撮影することもできます。

ただ古いカメラなので、RAWで撮影して保存するのに時間がかかってしまうので、あまりお薦めはできませんが。

こんなかんじで青っぽくすることもできます。

古いカメラだし、処分しようかどうしようかと思いながらも、今となっては手元に残しておいてよかったかな、と思ってます。

色々カメラは触ってきたし、今も他のカメラが数台ありますが、撮っていて楽しいカメラはこれが一番かもしれませんね。

なんせ、28mm単焦点なので、フォーカスしたければ近寄らないといけない。

近寄って撮影すると意外な画作りができてそれがまた面白かったりします。

不満といえば背面の液晶が見にくいぐらいですかね。

AFが遅いのもまた味、ということで。

万人にお勧めするカメラではありませんが、モノづきな方にはちょうどいいカメラだと思います。