ウェブ制作者(コーダー、デザイナー)にとって、無くてはならないと思われているものがAdobe製品。
ただ、最近は一部のクリエイターの中でも「Adobeじゃなくてもいいんじゃないか?」という考えが広まりつつあるようです。
今日はAdobeの代わりに使えるんじゃないか?というソフトを中心にいくつかご紹介したいと思います。
主にMac用のものが中心ですが、一部はWindowsなどでも利用可能なアプリもございます。
コーディング、プログラミング編
コーディングといえばDreamweaverですが、これに関しては数多くありすぎて、逆にエディタ難民になってる方も多いと思います。
総合開発環境と、一般的なテキストエディタを紹介したいと思います。
Visual Studio(W/M)
わたしも最近導入したVisual Studio、これはホント優秀です。
別記事で紹介していますので、そちらを参照してください。
Sublime Text(W/M)
有償ですが、非常に軽く、拡張性の高いアプリです。
今は3になってるんでしょうか。
以前使っていた頃は日本語の文字コードが不完全だったような印象があります。
UTF-8だけで作るサイトはいいんですが、Shift-jisやEUCなんて場合もあったので。
Atom
こちらは無料で非常に優秀ですね。
一度導入したことはありますが、何となく自分には合わなかったので余り使うことなくアンインストールしました。
非常に高機能なので、手始めにDreamweaver以外のエディタを使いたい方にはお勧めします。
Eclipse
総合開発環境としては老舗と言えるアプリかもしれませんね。
非常に高機能ではあるんですが、非常に重い。。
無理して使う必要はないかなと思います。
CotEditor
開発環境ではありませんが、小回りのきく手軽なエディタとしては重宝しています。
Macユーザーなら無料ですし、いれておいて損はしないアプリですね。
TextWrangler
CotEditorがあればいいんじゃないかと思いますが、このエディタの用途はDiffです。
むしろそのためにあると言ってもいいぐらいしっかりとしています。
デザイン編
どの段階のデザインかにもよりますが、これもAdobe以外に良いツールは出ています。
Sketch
UI/UXデザインのアプリとして有名ですが、一般的なウェブサイトデザインに必用な機能は大体揃っています。
印象としてはFireworksを安定させて、更にプラグインをガンガン突っ込んで使い勝手をさらに向上させることができるアプリ、といったところです。
個人的には今年はこれをメインに使っていきたいと考えています。
プラグイン管理には
必須プラグインとしては
をお勧めします。
Affinityシリーズ
Affinity Designer
周りではあまり使っている人がいませんが、Illustratorの代わりとして使えそうですね。
Affinity Photo
上記と同じメーカーのPhotoshopです。
このあたりのソフトはどこまで使い込めるのかちょっと謎なところがあります。
いろいろ検索して見た限りでは、これだけでやってるという方は流石に見かけませんでした。
Pixelmator
Photoshop代替アプリとしては有名なアプリですね。
Photoshopでできることは大体できてしまうようです。
実際今後利用してみたいアプリの筆頭ですね。
最近Pro版も登場したようですが、まだ安定性という意味では信頼できないようで、通常版をそのまま利用されている方も多いようです。
Photoscape X(W/M)
これだけでPhotoshop並のデザインは無理ですが、ちょっとした画像の補正やなんかには十分使えます。
個人的にも利用していますし、お客さんの会社で画像補正する際にこのアプリをお勧めすることも多いです。
軽くて機能が豊富、色調補正もワンクリックで今っぽく(インスタっぽく)できます。
またスタンプ機能なども使えるので、著作権表示や映り込んだ人の顔を隠したりなど、何かと便利なツールです。
無料で使えますし、Windows、Macともに共通のインターフェイスですから、会社のPCに入れておいて損はないアプリだと思います。
その他
GIMPやInkscapeと言ったアプリもありますが、インターフェイスが独特すぎてちょっと使いにくい印象です。
まとめ
どこまで脱Adobeするかは難しいところです。
外部のデザイナーさんとやり取りするのであれば、やはり共通のツールのほうが便利ですし。
ただ自分で作るだけといった場合や、社内ツールのコスト削減などを検討するのであれば、こういったアプリを利用するのも一つの手段かと思います。
特にSketchあたりは多くのデザイナーさんに支持されてますから、逆に今使っていないのであればこれを機会に導入してもいいのではないかと思います。
ようはアウトプットされるものがしっかりしていれば、ツールは何を利用していようがかまわないわけですから。
最近のAdobeソフトは高機能、多機能化が進みすぎて、重くて不安定という印象しかありません。
まぁ、昔からそうなんですけど。
そういったAdobeに振り回されたくない、という方はご一考されてはいかがでしょうか?