まさか名刺を単なる自己紹介カードだと思われている方はおられませんよね?
それでも白い紙に小さく簡素に書かれている方もまだまだおられると思います。
そこで今回はブランディングツールの1つでもある名刺についてまとめたいと思います。
名刺は縦か横か
人によって様々な意見があると思います。
例えば縦の場合は一般的に横書きの名刺が多いのでインパクトがあるとか、日本は今でこそ横が多いけど、本来縦書きが主流なので縦のほうが、といったような感じで。
横の場合は名刺の整理ボックスなどは殆どの場合横書きを対象としているので、縦はダメだろうといったもの。
このあたりは好きなものでいいと思います、どちらも主観でしか無いので。
中には縦にも横にも対応できる正方形といったものや◯、△、3つ折りなどもありますからね。
名刺のデザインは
特に士業、IT業の方や古くからある会社に多いと思うのですが、白地に無地に社名、役職、名前、住所、電話番号、メアド、裏面に会社までの地図や業務内容など、無難な名刺を作られているかた。
それでは交換したあとも似たような名刺が多いので、余程話し込んだりしない限りは印象に残りにくいものとなってしまいます。
そこでポイントになるのは3つ。
- ロゴ
- イメージカラー
- 書体(フォント)
ここをちゃんとおさえてやることです。
3つのポイントをおさえるだけでも印象は変る
ここで細かいデザインの講義をするつもりはありませんが、名刺のデザインはデザインを学ぶ中で最も基礎的なものだと思います。
フォントの組み合わせや色の使い方、配置の仕方、情報の見せ方などを含めて、様々なグラフィックデザインの要素とそれらを効率的に見せながら、話のネタへ持っていく導線が隠されています。
こちらの本は僕が学生だった当時から有名な本でしたが、初めてデザインを学ぶ方にはおすすめです。
まず重要なのはロゴ
これは会社の顔になるものですから、必ずロゴタイプ+ロゴマークを考えてください。
さらには各種大きさやスペースなどに対応できるよう文字の太さやせんの太さ、配置の仕方など細かく検討しておくべきです。
ロゴを決めたらイメージカラー
会社のイメージは白です、という会社はあまりないかと思います。
なにも名自然体をその色で覆い尽くそうというわけではなく、ロゴやポイントとなるところのアクセントとして少しさす程度でも十分です。
最後に書体
流石に丸ゴシックはどうかと思いますが、たくさんの書体を組み合わせるのは非常に高度な知識と計算が必要です。
なれていないうちはゴシック体もしくは明朝体だけで統一して、あとは文字の太さだけで差をつけるほうがわかりやすくていいと思います。
ただしこの場合、Macであればヒラギノ明朝・ゴシックといった比較的きれいなフォントがデフォルトですが、Windowsの場合どうしても残念すぎます。
そのあたりはヨドバシやAmazonで
や、エヴァンゲリオンが好きなら
などもいいのではないでしょうか。
この場合、表面をロゴ、役職、名前にするだけでも雰囲気が出て、知ってる人には伝わると思います。
書体の関しては行間や文字詰めなど非常に細かい作業がありますが、そこまでこだわる場合はデザイナーさんに依頼されたほうがいいと思います。
Wordなどでなんとなくこんなレイアウトを考えたんです、ということをお伝えして、そこからきちんと「使える名刺デザイン」へ清書してもらうのです。
最後に
名刺をきっかけに話に華が咲くこともありますし、印象的な名刺であれば何かのときに思い出してもらいやすくなります。
ネットショップや実店舗の場合は、名刺だけではなくショップカード・ポイントカードなども同じことがいえると思います。
わかりやすく伝わりやすい名刺にすることで、より自分たちのことを知ってもらう、興味を持ってもらうきっかけづくりにしませんか?