何かに固執するよりも、もっとオープンになったほうが成功しやすい〜ネットショップの運営と集客〜

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西区立売堀にあるスマイルキッチンさんですが、スパイシーだけど辛いというほどでもなく、むしろ甘味というか味に深みがあってうまいです。
本場のカレーに近いと思うのですが、そこに固執すること無く日本人向けにきっとアレンジした上で調理されているんでしょうね。

ところで、最近思うのはこのカレー屋さんでもそうなんですが「固執するよりもっとオープンになって、やりたいことをやったほうがいいんじゃないか?」ということ。

おはぎさん (id:ohg0524) はお金の話をされていましたが、お金にかぎらず仕事においてもそうなんじゃないか?と感じています。

自らの殻に閉じこもってしまう

こうじゃなきゃいけない、これはだめ、あれはできない。
以前の記事でも書いたようにお客さんにブランドイメージを伝えようとしても、ブランドそのものに何の価値もありませんし、お客さんは興味がありません。

自分で勝手に殻を作って閉じこもり、ブログもSNSも何も書けないというのでは、一体何のためのブランドなんでしょうか?
ブランドとはアイデンティティであって、こうじゃなきゃいけないという罰則ではありません。[1]もちろんロゴの使い方などに規定はあったりしますが

お客さんにとって何が大事なのか、何を提供できるのか、そこが大事なはずなのに、ブランドの形式的なことだけを考え、それ以外を考えないのはかえってブランドイメージを損ねているように思います。
お店がうまくかない、と仰る方の中にはこういった自分でかってに作った殻のせいでうまくいかないパターンも有ります。

なにもおもしろい(滑稽という意味で)ことをしろ、というのではなく、自分たちのお客さんをしっかり理解していれば、どういったブログ記事を望んでいるのかということをしっかり理解できるはずです。
それを考えずに、自社のことばかり考えているようでは全くお客さんの方向を向かずにお尻を向けている状態です。

殻を破ればなんだっできる

例えばお花屋さんが今日のお弁当のことばかり書いていたとしても悪くはないのですが、お客さんは望んでいませんよね。
しかしお菓子屋さんが今日のお弁当とそこに登場するおかずについて、なぜこれを食べるのかを季節の話題とあわせることで、きっとお客さんも喜ぶおもしろい記事になるはずです。
「普段からこんなに拘っている人がお菓子を作っているのだから、きっとお菓子にもこだわりがあるのだろう。」といった具合でね。

しかしこれが「自分たちはお菓子屋で弁当屋じゃない、ブランドイメージと違う」とということになれば、何がブランドイメージにあう記事なんでしょうか?

スタッフが協力してくれない、というのもネットショップ運営においてよくあるあ話です。
スタッフが協力してくれないからできない、私のせいじゃない、ではいつまでたっても前に進みません。
スタッフが協力してくれなくても更新できるコンテンツを考えよう、で初めて一歩前に進むことが出来るんです。

先のお弁当の話でも構いませんし、四季折々の季節を感じる話題でもかまいません。
一歩引いてまわりも見渡せば、いくらでも話のネタにできるものが転がっているはずですが、担当者からすればそこまでの余裕が出ない、ということになるんですね。
ニュース系のキュレーションアプリだって色いろあるわけですから、ネタに困ることはないはずです。

焦った時ほど一歩引いて考える

手元にあるものに固執するのではなく、一歩引くことで見える景色は変わります。
何かを守りすぎるのではなく、そのテーマにそって新しい何かを追加していくことだって、十分ブランドのアイデンティティになりえるのです。

そうすれば書くことだって増えますし、お客さんだって毎日の更新が楽しみになるはずです。
自分は誰にむけて何を、なぜ書こうとしているのか、常にその意識を持って更新することでブログは行きたものになるんじゃないかと考えています。

最後に

どうしても自分でやりたい、このお店で働きたいと思ったネットショップでもない限り、殆どの場合言われたからやっているというだけで、言われたこと以外で余計な負担を背負いたくないというのは当然だと思います。
しかし、それでは「ブランドについてこだわりがある、イメージと違うことはできない」といってもなんの説得力もありません。
ブランドにこだわりがあって自信があれば、一歩引いて見渡して、一歩踏み出す(殻を破る)べきだと考えています。
日本の老舗と言われているお店や会社の殆どは、そうやって時代とともに歩んできました。

ネットショップを成功させたいと思う目的は同じなのですが、その道筋はたくさんあって、お店によってあわないこともあります。
目の前の数字だけを追いかけていくタイプの運営をされるお客さまの場合、僕のようにお店を育てるタイプのやり方は時間も手間もかかるので歯がゆく感じてしまいます。
もちろん数字を見ないわけではないのですが、そこに固執してしまうとまわりが見えなくなってしまい、ある数字を改善するためだけの、その場の方法だけで問題解決するので、結果として根本的な解決策にはなりません。
土壌が悪いのにいくら肥料を替えても作物は育たないのです。

うちの会社も以前のようにホームページを作ることだけに拘っていると、今のようにネットショップのお客さんからの相談もありませんし、自分でネットショップを始めようとも思わなかったかもしれません。
ただ経営者さんではなく、担当者さんの話を聞いていると、その人の自身の問題ではなく職場環境の問題になってしまうため、僕がそこまで突っ込んでいいものなのかどうか悩んでしまうところです。

脚注

脚注
1もちろんロゴの使い方などに規定はあったりしますが