ブログは難しいことをたくさん書くのではなく、テーマを絞ってわかりやすく書く。〜集客につながるブログとは〜

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ブログや商品説明の文章を書くときに、やたらとこねくり回しすぎてわかりにくいものや、説明が難しすぎて読みにくいことが多くあります。
自分たちにとっては当たり前の情報でも、お客さんにとってはそうではない、ということを理解しなくてはいけません。

今日は文章の書き方、まとめ方について少し説明してみたいと思います。

ブログは好きな人や詳しい人だけが見るものではない

先日の記事にも書きましたが、

基本的にお客さんの半部以上はお店のことを知らない、初見さんだと思ってください。
例えばサッカーを始めたばかりの子どもにオフサイドの詳しい説明をしてもわからないですし、サッカーの楽しみも知らないのに、そんな難しい話をされても退屈なだけですよね?
初見さんに小難しい話、商品の詳しすぎる話をいきなり始めてしまうということは、サッカーのオフサイドについていきなり熱く語り始めることと同じようなものなのです。

もしくは、カルピスは薄めて飲むから美味しいけど、原液で飲む人ってまずいませんよね?
どんなに高度な技術や素材という裏打ちがあっても、そればかり話していたところで、お客さんにとっては退屈な話なんです。

数学だって初めはみんな足し算、引き算からやるわけですよ、それから方程式とか積分とかどんどん高度になっていくわけで、いきなり積分を教えたって理解できるはずがありませんし、興味も持ってもらえない。
少しづつ理解できるから、興味も持つし、理解も出来るわけです。

多くの方が積極的に検索してブログへやってくるわけですから、すべての人が書いてある内容に理解をしてくれるというわけではありません。
したがって、どんなに難しい話も、濃い話も、まずは優しい所、薄いところから始めないとその後興味や関心を持ってを読んでもらえる確率がへってしまいます。

すべてを話すのではなく、重要なポイントだけをわかりやすく伝える

例えばApple Musicを例にとると、難しいことを最初に伝えようとはしていません。
最初にあるのは「音楽が止まらない」だけ。

「とにかく、3ヶ月無料だからつべこべ言わずに使ってみろよ、わかるから。」ってことなんでしょうね。
そして興味のある人はスクロールしてもっと詳しい情報を見るためにスクロールします。

多くのホームページやネットショップ、ブログで一番間違いを犯しやすいところはここです。
とにかくファーストビューで色んな物を伝えようとしすぎて、小難しくなってしまう。
ブログでもそうで、自分自身がプロフェショナルであるが故に、詳しく書き込みすぎてしまう。
そうなると、話があちこちに飛んでしまいがちになり、結果として最後まで読んでもよくわからない文章が出来上がってしまうのです。

ブログの場合であれば、まずはその記事の中で一番伝えたいことをを序文としてわかりやすく書きます。
次に、その内容を少し掘り下げたり、具体例を伴わせながら噛み砕いて説明。
最後に商品やサービスへリンク。
大雑把に書くとこんな感じの流れが書いてる本人にとっても読む側にとっても、わかりやすく読みやすい流れではないかと思います。

ブログ記事に詳しく書きすぎる必要はありませんし、どうしても書きたい場合は記事を分けて「もっと詳しく知りたい方はこちらへ」といったかたちで、別の記事へ誘導すればいいのです。

例えば大手家電メーカーなどはホームページ上では詳しいスペック等をいやというほど書いていますが、そこからわかりやすく簡潔に説明した解説記事や特設サイトへリンクしてますよね?
ネットショップでも同じで、基本はブログ記事と同じような商品のポイントから説明し、最後にリンクするのは商品の特設ページ(ブログ記事)ということになります。

お客さんだってバカじゃない

詳しく書いていないとお客さんからクレームが来る、ということで必要以上に恐怖して書き込みすぎてしまう傾向もあるみたいですが、お客さんだってバカじゃありません。
自分自身が商品に興味をもった時と同じように、最初は難しいことを書くのではなく、優しいところから書き始めて、最後に難しくなれば、徐々に理解できます。
それでもわかりにくくて、でも興味があるという場合はメールや電話で問い合わせてくるはずです。
もしくは、より詳しく書いた記事を別に用意しておけば、そちらへ流れますからね。

「書いてなくてわからなければ機会損失になるだろ!」とおっしゃるかもしれませんが、そもそも興味のない人はぱっと読んでわからないものを買おうと思いませんし、詳しく書いたところで購買につながることなんてほとんどありません。

一目見てわかる、欲しい、使いたいと思える写真や適切な量と内容の説明文。
色々細かく書いていないとお客さんに伝わらない、という発想はお客さんとのコミュニケーションを拒否したり、自分たちの責任をとらなくても済むようににするための言い訳にしか見えません。

せいぜいポイントは3つまで、あとは要注意な箇所を漏らさず書く

5つも6つもおすすめのポイントを書いても内容が希薄になるだけですから、その商品やサービスにとって最大の売りである所を3つまでに抑えてまとめるべきです。
あとはそのポイントについて、わかりやすい具体例を示しながら解説し、商品によってアレルギーなど使用上の注意が必要なものがある場合は漏らさず書いておいてください。
商品の説明も一度ブログに記載するだけではなく、何度も繰り返しいろんな視点で商品を紹介する、そしてネットショップの該当ページから都度リンクをする、これが重要です。

最後に

プロフェッショナルであるが故に、こだわりが強すぎるために、かえってわからないポイントがわからない、ということはよくある話です。
それを防ぐためには、常に一歩引いたところで自分の書いているブログ記事や商品説明を見つめなおす習慣が重要です。

同じような商品を購入された他のお客さんのブログ記事などを検索して、いいなと思うものを参考にしてみるのもありだと思います。
もちろん、コピペはいけません!
もし引用されるのであれば、こちらの記事を参考にしました、と引用元ははっきりさせるべきです。

そして記事は一度書いてしまってそれでおしまいではなく、初見の人でも見て理解しやすいかどうか、何度も繰り返し見なおしてみてください。
全く関係のない第三者(ご家族や友人)にお願いして、定期的にレビューしてもらうこともいい方法だと思いますよ。